改善が必要なページが分かる – 未読了検出
2021/07/26
2021/06/14
ヒートマップはウェブページ内でのユーザー行動を可視化するツールです。
ウェブサイトでのユーザー体験=ユーザーエクスペリエンスはとても重視されるようになりました。
Googleでもこのユーザーエクスペリエンスを向上させるため、3つの指標からなるコアウェブバイタルを導入しています。
- LCP(ページの表示速度)
- FID(ユーザー操作への反応性)
- CLS(視覚要素の安定性)
サーチコンソールにもページエクスペリエンスという項目が追加されました。
これはユーザーがページ操作を行った際のコンテンツ以外の価値に対する指標です。
ウェブマスターの立場では、サイトの効果を上げるためのヒントと捉えることもできます。
ユーザー行動へのアプローチ
ウェブページにおける満足できないユーザー体験とはどのようなものでしょう?
1.ページエクスペリエンスの問題
→見にくい・使いにくい
2.情報自体(コンテンツの内容)
→つまらない・役に立たない
では、良好とはいえない体験をしたユーザーはどのように動くでしょうか?
もっとも端的な行動はあらたな情報を求めるための離脱です。
異なるページ間で離脱に似た傾向が見られる場合、前者のページエクスペリエンスの問題、つまり、使いにくいサイトである可能性があります。
後者は文章や見出しの内容・画像・レイアウトが適切でないなど、コンテンツそのものの問題。
Aurora Heatmap プレミアム版では、ユーザーがページのどこで離脱したかを確認できます。
この両方の問題の発見の手掛かりになります。
未読了検出で読まれてないページを見つける
Aurora Heatmapの未読了検出機能は離脱判定をさらに一歩進めたものです。
アクセスはあるものの、読まれていないページを抽出します。
離脱率が一定数より高い、改善候補となるページが通知されます。
ページエクスペリエンスに問題がある、情報に価値がない、いずれかの可能性のページともいえます。
対象のページはクリック・離脱・熟読の各ヒートマップにより、実際のユーザー行動を確認することができます。
設定概略
任意に指定した各要素のしきい値で未読了を判定します
設定すべき指標はつぎの3つです。
- アクセス母数
- 未読と判定する離脱位置
- アラートを発するユーザーの割合
デフォルトでは、コンテンツの25%の位置まで到達しないページを未読了と判定し、最小5件以上のアクセス母数があり、60%を超えるページがリストされます。
データは週一度の集計で更新され、Aurora Heatmapの管理画面で確認できるほか、管理者充てにメールが送信されます。
改善すべきページの発見にお役立てください。
サイトにコンテンツが多いほど、その効力を発揮するはずです。